みなさんこんにちは、ロンドン駐在妻のPokoです。
もうすぐクリスマス!イギリスの人たちってどんな風にクリスマス当日を過ごすんだろう?
いよいよ近づいて来たクリスマス当日。
せっかくイギリスでクリスマスを過ごすのであれば、イギリス流のクリスマスを100%楽しんでみたいですよね!
今回の記事では、下記の疑問にお答えします!
🇬🇧クリスマス当日までの、準備についてはこちらの記事をどうぞ!↓
クリスマス当日は全て交通機関やお店がお休み!
前回のクリスマス準備編の記事でも触れましたが、クリスマス当日は家族で過ごす方が多い事もあって、クリスマスのイギリスは会社はもちろんお休み、公共交通機関も全てストップ、スーパーを始めお店も全てお休みになります。
クリスマスマーケットもこの日はお休みのところも多く、クリスマスディナーが楽しもうと思ってもレストランも閉まっている場合が多いので、事前にスーパーで買い出しするのをお忘れなく!
イギリス流クリスマスを楽しむ5つのポイント
それではイギリス流のクリスマスを100%楽しむ、当日の過ごし方の5つのポイントをご紹介します!
① クリスマス礼拝に参加してみよう!
イギリスでは、クリスマスに教会を訪れ礼拝を行うのが一般的。
多くの教会で24日のイブの夜は深夜零時を挟むMidnight Serviceがあり、25日にはクリスマス礼拝を行なっています。
実は有名なウェストミンスター寺院やセントポール大聖堂でもクリスマス礼拝を行っており、一般の人でも参加する事が可能です。
普段からお祈りに通われていない方も参加可能ですが、礼拝中の写真撮影や私語は控えるなど、マナーを守って礼拝の邪魔にならない様に参加しましょうね!
私は去年セントポール大聖堂の24日の昼間に行われているChristmas Carol Serviceに参加しました。(昨年はチケット制ではなく、並んだ順に入場出来るシステムでした)
大人気と聞いていたので1時間半前に到着しましたが、それでも既にこの様に長蛇の列で、私たちの少し後に入場は締め切られていました。
先着順の物に参加される方は、早めに到着されるのをオススメします!
※ウェストミンスター寺院やセントポール大聖堂のクリスマス礼拝のスケジュールは、各教会のホームページで公開されます。
チケット制の物と当日並ぶ物とイベントによって異なるので、それぞれのイベントを確認してみて下さいね。
② イギリス人の楽しみ!エリザベス女王のスピーチを聞いてみよう!
毎年クリスマス(25日)の午後3時から、BBCでエリザベス女王のスピーチが放送されます。
このスピーチは1932年、現在のエリザベス女王の祖父の時代からロイヤルファミリーが代々行っている物で、イギリス人は毎年午後3時になると家族揃ってこのスピーチを聞くのが伝統なのです。
元々はラジオで放送されていたロイヤルファミリーのスピーチでしたが、今のテレビ放送という形を始められたのが現在のエリザベス女王。
王室が国民にとって身近に感じられる様になった第一歩と言われている様です。
こちらがテレビで初めて放送されたエリザベス女王のクリスマススピーチです。
毎年7分前後のスピーチですが、その年一年の出来事などを交えてお話しされる為、私自身もとても楽しみにしているイベントの一つです。
是非イギリスでクリスマスを過ごされるのであれば、ロイヤルファミリーの伝統であるスピーチも聞いてみて下さいね!
③ イギリスならではのクリスマスの料理を楽しもう!
クリスマス当日に欠かせないのが、美味しいお料理!
クリスマスが近づいてくるとスーパーには沢山クリスマスフードが並びます。
イギリスのクリスマス料理で代表的なのはこちらの3つ!
スーパーで出来合いの物も気軽に購入出来るので、イギリスにいる間に是非挑戦してみて下さいね!
1. Mince Pie (ミンスパイ)
クリスマスが近づくと、街中にこれでもか!と並ぶ、イギリスの伝統菓子ミンスパイ。
「ミンス」と聞くとひき肉のパイかと思いきや、ドライフルーツやスパイスが沢山入った甘いお菓子です。
クリスマスの日から1月6日の公現祭まで、毎日一つづつ食べると幸せな1年を送れるとか、パイ生地を練る際に反時計回りで練ってしまうと悪運を呼び寄せてしまうとか、様々なげん担ぎがあるのも、伝統を感じさせますね。
また、サンタクロースの好物とも知られており、子供達はイブの夜にミンスパイとブランデーを置いてベットに入るそうですよ。
2. Turkey (七面鳥)
イギリスのクリスマスでは、七面鳥(Turkey)の丸焼きにクランベリーソースやグレイビーソースを添えて、家族で食べるのが一般的。
クリスマスが近づくと、スーパーではクランベリーソースや丸焼き用の七面鳥が沢山並びます。
日本ではなかなか作る機会のない七面鳥の丸焼きですが、イギリスだと価格もお手頃にスーパーで手に入るので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
3. Christmas Pudding(クリスマスプディング)
こちらもイギリスのクリスマスディナーには欠かせない、クリスマスプディング。
たっぷりのドライフルーツにスパイスと洋酒を効かせたどっしりとしたケーキです。
最近はスーパーなどでも手軽に手に入りますが、元々イギリスではそれぞれのお家に代々続くレシピがあったり、クリスマスの約5週間前から作り始めたりする程、クリスマスには欠かせないデザートなんです。
④ パーティのお供に!クリスマスクラッカーでお祝いしてみよう!
イギリスのクリスマスパーティに欠かせない物、それはクリスマスクラッカー!(Christmas cracker)
日本人がイメージするクラッカーとは異なり、キャンディ型をしており、両端を引っ張るとパンと音がなって、中から紙で出来た王冠やなぞなぞ、ジョークが書かれた紙などが出てきます。
クリスマスが近づくと、街中で沢山見かける様になりますよ!
クリスマスクラッカーの使い方
基本的には食事の前に皆で食卓を囲んで座り、腕を身体の前でクロスさせた状態で隣の人とクラッカーを持ち、一斉にクラッカーをひっぱります。
中に入っていた紙の王冠はパーティの間頭に付けた状態で過ごしたり、入っていたなぞなぞの紙を読み上げて皆んなで楽しいひと時を過ごしたりします。
日本ではなかなか手に入らないクリスマスクラッカー、是非ご自宅でクリスマスディナーを楽しむ際に取り入れてみてはいかがでしょうか?
⑤ ボクシングデーでお買い物を楽しもう!
クリスマスを盛大に祝った後、翌日26日はイギリスでは「ボクシングデー(Boxing Day)」とされています。
ボクシングと言ってもスポーツのボクシングとは関係なく、イギリスの1年で1番大きなショッピングセールの日となっています。
前日までガランとしていた街中に一気に人が戻り、ショッピングモールは大混雑になります。
ボクシングデーの由来は諸説ある様ですが、クリスマスも仕事をしなければならなかった使用人の為にお休みを与え、箱(BOX)に入れた贈り物を贈ったという説が有力とされている様です。
番外編) クリスマス飾りはいつ片付けるの?
イギリスでクリスマスを過ごす日本人が違和感を感じるのが、クリスマスが終わってもクリスマスのデコレーションが飾り付けられたままな点。
イギリス人がのんびりしている、という訳ではないんです!
というのも、キリスト教では1月6日が「エピファニー(公現祭)」とされており、三賢者が12/25に産まれたイエス・キリストの元を訪れ、贈り物を捧げた日なのです。
その為、クリスマスから1月6日までの12夜はクリスマスをお祝いする期間とされています。
十二夜を過ぎてクリスマスデコレーションをそのままにしていると不幸が訪れるという言い伝えから、イギリスでは1月5日にクリスマスデコレーションを片付ける方が多い様です。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事の内容をまとめると下記の通りです。
イギリスで過ごすクリスマス!
せっかくなので思いっきりイギリス流のクリスマスを楽しんでみてはいかがでしょうか?
クリスマス準備編では、クリスマスジャンパーやイルミネーション、クリスマスまでに訪れるべきスポットなどをご紹介しています!
是非こちらの記事もご覧くださいね!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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