【決定版】イギリスの砂糖事情【砂糖の種類が分かる!おすすめ砂糖も!】

イギリスの食べ物

みなさんこんにちは、ロンドン駐妻ちゃんねるのPokoです。

イギリスで砂糖を買いたいけど、沢山種類があってどれを購入すれば良いかわからないよー!

渡英して驚くのが、スーパーの砂糖売り場の広さと、売られている砂糖の種類の多さ
日本より沢山種類があることに加え、パッケージももちろん全て英語表記…。
何を買えば良いか分からない!という方もとても多いと思います。

そこで今回はスーパーで売られている主要な砂糖とその選び方と、日本の「ラカント」などに変わる砂糖代替品身体に気遣う方におすすめの砂糖などなどを盛り沢山でご紹介!番外編として「てんさい糖」についてもご紹介しています。

どうぞ最後までご欄いただき、ご自身にぴったりのお砂糖を選んでみてくださいね!

こちらでご紹介している内容は、私が個人的に勉強した内容やイギリス生活の中で得た知識に基づいてご紹介しています。栄養学等の専門家ではありませんので、ご了承の上ご覧ください。


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1. カスターシュガー(Caster Sugar)

日本の上白糖とは異なりますが、1番近いのがこちらのカスターシュガー(Caster Sugar)。
渡英したばかりでどれを購入すれば良いか分からないけど、とりあえずお砂糖を買いたい!という方には、こちらが良いかと思います。

中程度の大きさの粒子で、お料理作りやお菓子作りなど、オールマイティーに使うことが出来ます。

しかしこちらは精製されたお砂糖なので、栄養素やミネラルなどは精製の過程で取り除かれており、あまり含まれていない商品となります。

ゴールデン・カスターシュガー (Golden Caster Sugar)

スーパーの棚を見てみると、同じCaster Sugarだけど、Goldenと名前が付いているものもあります。

何が違うかと言うと、こちらは砂糖が精製される過程で生まれる副産物、ミネラルなどを含む糖液(Molasses)が少し含まれたCaster Sugarです。(若干Molassesの茶色っぽい色をしています。)

少しコクが増しますが、そこまで使用感も栄養素も大きく変わらないので、お好みで選んでいただいて問題ないかと思います。

2. グラニュー糖(Granulated Sugar)

カスターシュガー(Caster Sugar)よりも粒子が大きい精製された白砂糖が、グラニュー糖(Granulated Sugar)です。

日本で言うグラニュー糖と同じような感覚で、お菓子作りやコーヒーや紅茶などの飲み物に入れるのに適しています。

ゴールデン・グラニュー糖 (Golden Granulated Sugar)

こちらもCaster Sugarの場合と同様に、同じGranulated Sugarでも、Goldenと名前が付いているものがあります。

こちらも同じくミネラルなどを含むモラセス(Molasses)という糖液が少し含まれたグラニュー糖になっています。同様に少しコクが増しますが、そこまで使用感も栄養素も大きく変わらないので、お好みで選んでいただいて問題ないかと思います。

3. アイシングシュガー(Icing Sugar)

カスターシュガー(Caster Sugar)よりも更に粒子が細かい精製された白砂糖が、アイシングシュガー(Icing Sugar)。
日本の粉砂糖の様なイメージで、その名の通りアイシングやお菓子の上に振りかけたりするのに適しています。

4. ブラウンシュガー(Brown Sugar)

こちらは普通の精製された砂糖にモラセス(Molasses)という茶色の糖液を加えたもの。
モラセスの含有量によって「Light Brown Sugar」と「Dark Brown Sugar」に分かれています。

キャラメルの様な風味が特徴で、お菓子作りなどに使われる事が多いです。

見た目やその名前から、日本の黒砂糖かな?と思われる方も多いですが、厳密には日本の黒砂糖とは異なるものです。
そのため、黒蜜などを作る際に使用するには風味が物足りなく感じられるかと思いますので、その場合は次に紹介するMuscovado Sugarを使用してみてください。

5. マスコヴァドシュガー(Muscovado Sugar)

マスコバドシュガーは自然の糖蜜が取り除かれおらず、そのままサトウキビの絞り汁を蒸発して作られている為、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
Unrefined(精製されていない)と書かれている物を選ぶのがより良いと思います。

しっとりしており、風味は日本の黒糖に近く、黒蜜などを作るにも向いています。
より色の濃いDark Muscovadoと少し色の薄いLight Muzcovadoの2種類がありますが、日本の黒糖に1番近いのはDark Muscovadoです。

6. ラパデュラシュガー(Rapadura Sugar)

サトウキビのしぼり液を低温で加熱して抽出した糖で、精製度が低いのでミネラル・ビタミンが残されています。コクや風味があり日本食ともよく合うので、私はみりんの代用として使ったりもしています。

マスコヴァドシュガーとよく似ている為、ラパデュラシュガーが手に入らなければ、あまり気にせずマスコヴァドシュガーで代用したりしています。

7. デメララシュガー(Demerara Sugar)

同じくサトウキビの絞り液を蒸発して作られており、ミネラルなどの栄養素を含むモラセスが残されています。
見ての通り粒が大きく、マスコヴァドシュガーより少しサラッとした仕上がりになっています。

コーヒーに入れたりビスケット作り、クランブルやクレームブリュレのトッピングなどにも使える様です。

8. ココナッツシュガー(Coconuts Sugar)

その名の通り、ココナッツから採れるお砂糖です。

ココナッツシュガーの最も良い点は砂糖よりも「GI値」が大幅に低い天然の甘味料である点。
GI値が低いと摂取後の血糖値の上がり方が緩やかで身体に負担がかかりにくいです。
またミネラルも豊富で食物繊維も含まれているので栄養価も良いです。

クセの強い味をイメージされるかもしれませんが、私は特に気にならずに料理などにも使用しています。価格が少し高い点がデメリットかなと思います。

9. モラセス(Molasses Sugar)

モラセスとは砂糖を精製する際にできる副産物です。
さとうきびやテンサイの汁を煮詰め、砂糖の結晶を取り出す時に残った液体がモラセスになります。

通常は液体状で販売されている場合が多いですが、この様に砂糖状になったものも販売されています。

栄養が豊富に含まれておりPMSの軽減に効果があるとも言われていますが、味は独特らしく、イマイチ料理にはどの様に活用して良いのか分からない代物です。(パッケージにはフルーツケーキやマリネ、チャツネなどにと表記があります)

10. 砂糖代替品

イギリスのスーパーには、自然界に存在する天然の甘味成分だけで作った砂糖代替品も沢山並んでおり、種類も豊富で手軽に購入が出来ますので、こちらもご紹介します。

10-1. エリスリトール (Erythritol)

エリスリトールは天然甘味料の一つで、カロリーもほとんどなく、血糖値も上げにくい事で知られており、糖質制限中の方にもおすすめです。虫歯にもなりにくい糖とも言われています。

あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、日本ではお馴染みの天然甘味料「ラカントS」の主成分なので、日本でラカントを使用していた方はこちらを使っていただくのが良いかと思います。(ラカントSは70%がエリスリトールで、残りの30%羅漢糖という天然甘味料のエキスを混ぜて作られています)

エリスリトールは砂糖の70%程度の甘さと言われている為、料理に使用する際は表記されている量の1.3倍程度で作ると良いです。

10-2. キシリトール (Xylitol)

ガムなどでキシリトールの名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、こちらは砂糖の代替品として使う粉末状になっているキシリトール。

キシリトールはトウモロコシの芯や白樺を原料としている植物由来の甘味料で、砂糖と同程度の甘さを持っているものの虫歯になりにくいと言われている商品です

個人的にはキシリトールのすっきりした甘さが苦手なため繰り返し購入はしていませんが、すっきりした甘さがお好みの方にはおすすめです。

10-3. ステビア (Stevia Leaf)

ステビアは南米原産のキク科の植物で、その葉に含まれる甘味成分を抽出したもの。

ステビアの甘み成分は砂糖の200~300倍と言われており、少量でも甘みをしっかり感じられることから、摂取カロリーを低く抑えることが出来ます。

また、糖質もゼロと言われており、ダイエットなどにも向いていると言われています。

おすすめ砂糖3選

イギリスで手に入る砂糖を色々とご紹介しましたが、最後に、私が常備しているおすすめの砂糖3種類をご紹介します。
ちなみに、なるべく我が家では栄養価の高い精製度の低いお砂糖を選ぶ様にしているため、この様なラインナップになっています。

おすすめ砂糖
  • ココナッツシュガー(Coconuts Sugar)
  • ラパデュラシュガー(Rapadura Sugar)
  • エリスリトール(Erythritol)

ココナッツシュガーは血糖値が上がりにくく食物繊維も含まれているので、1番日常の料理に使っています。
また、和食を作る際はコクと深みがあり和食との相性の良い、ラパデュラシュガーをメインで使用します。
カロリーが気になる時などは、カロリーゼロの天然甘味料で血糖値も上げにくいエリスリトールを使用します。

後は黒蜜を作ったり色の濃いスイーツを作る際にはマスコヴァドシュガーを使ったり、お菓子を作る際にはアイシングシュガーを使ったりしますが、基本的には上記に3つの砂糖を使っていることが多いです。

(番外編) てんさい糖は手に入る?

ここで番外編をご紹介!

私が渡英後探したのが、「てんさい糖」。果たしてイギリスでてんさい糖は手に入るのでしょうか?
結果、イギリスで所謂日本と同じてんさい糖は今のところ見つけることが出来ていません。

そもそも砂糖は大きくサトウキビを原料に作られたものと、てんさい(サトウダイコン)を原料に作られたものと2種類あり、てんさい糖の方がオリゴ糖が含まれていたり、血糖値の上昇が穏やかと言われています。

そこで、イギリスの大手砂糖メーカー「Tate & Lyle」「Silver Spoon」の砂糖の原材料を見てみると、「Tate & Lyle」は主にサトウキビ(Cane)を使ったお砂糖を生産しており、「Silver Spoon」は主にてんさい(Sugar Beet)を使ったお砂糖を生産しています。

と言うことは、Silver Spoonのものを選べばてんさい糖に近いのでは?

私も「てんさいから作られているのであれば、Silver Spoonのものを選べばてんさい糖に近いのでは?」と思ったのですが、どうやらこれは違う様です。

日本で一般的に売られているてんさい糖はてんさいの蜜分を乾燥させたものを指し、濃縮糖液なのでミネラルやオリゴ糖が豊富に含まれているそうです。

が、イギリスの一般的なスーパーで売っているものは原料こそ同じてんさいなものの、精製されてしまっている物しか見かけない為、所謂日本で言う「てんさい糖」とは栄養素において異なると思われます。(ミネラルやオリゴ糖などはほとんど含まれていないと推測します。)

もしかしたら「Sugar Beet」と記載があり、かつUnrefined(精製されていない)と書かれている物であればかなり日本のものに近いかもしれません。

が、なかなか見つけるのは難しそうですので、日本でてんさい糖を愛用されていた方は、イギリスでは上述の様に様々な砂糖がありますので、他のお砂糖を検討されるか、日本からお持ちになるのが良いかと思います。

さいごに

いかがでしたか?
沢山あるイギリスのお砂糖。
それぞれのお砂糖の選び方や、砂糖代替品のご紹介、おすすめ砂糖やてんさい糖についてもご紹介しました!
是非ご自身のライフスタイルに合ったお砂糖を選んで、よりイギリスの生活を楽しんでみてくださいね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

 

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